今回は、「子供を英会話教室に通わせる前に知っておくべきこと」について書いていきます。
新学期も始まり、習い事の季節ですね。
習い事デビューに英会話教室を考えている親御様も多いのではないでしょうか?
英会話講師をしていて、気づいたことが沢山あるので、その一部を本記事に書いていきます。
お子様を英会話教室に通わせる前に、是非チェックしてください。
今、英会話教室に通わせている方にも参考になると思うので、是非ご覧ください。
子供を英会話教室に通わせる前に伝えたいこと 3選

上記画像に書かれている、3点を現役英会話講師の視点で解説していきます。
あくまでも、個人的意見であることをお忘れなく。
反対意見があるのも、承知していますので、参考程度にご覧頂ければと思います。
オンライン授業、対面授業どちらがいいのか
一つ目は、「オンラインの英会話サービスを使うのか」、「対面の英会話教室に通うのか」です。
コロナの影響もあり、オンラインでレッスンを受けられるサービスが増えています。
どこでもレッスンを受けることができるので、便利ですよね。
さらに、受け放題のサービスがあったり、とても月謝が安いことがメリットです。
英語の習熟度は時間にとても関係すると思っています。
つまり、英語に触れれば触れるほど、英語は身に付きます。
そのため、受け放題というのは、とても大きなメリットだと思います。
ここまで、オンラインレッスンのメリットを上げてきましたが、私は対面授業が良いと思っている派です。
特に小学校低学年までのお子様には、対面授業をお勧めします。
逆に言うと、小学校高学年以降はオンラインレッスンでも良いと思います。
なぜ、対面授業を勧めるのか、理由を解説していきます。
対面授業を勧める理由

一つ目の理由は「身体を使って、学べる」ことです。
オンラインレッスンだと、やはり身体を動かすことが限られてくるはずです。
小学校低学年までは、ジッと座るよりは身体を動かしたい子が多いと思います。
身体を実際に動かしながら、レッスンを受けることで楽しさも増すと思っています。
また、TPR(Total Physical Response)を対面授業の方が活かせます。
TPRは英語での指示に対して、生徒は実際に動いて、学ぶ指導法のことです。
例えば、”Sit down”という指示に対して、生徒は実際に座ることで、身体の動きを通して、英語を学びます。
このTPRは聞くだけでなく、実際に動くので、記憶に残りやすいと言われています。
TPRはオンラインレッスンよりも、対面授業の方が明らかに活かせます。
“Sit down”くらいの指示であれば、オンラインレッスンでも可能ですが、”Run”、”Throw ball”など対面授業でしか出せない指示もあります。
生徒に動いてもらえるのは、対面授業の大きなメリットです。
二つ目は、「講師と仲良くなりやすいこと」です。
オンラインレッスンだと、どうしても画面越しなので、心理的な距離を感じやすいです。
対面授業だと、スキンシップ(ハイタッチなど)も取れますし、相手の表情も分かりやすいです。
そのため、対面授業の方が講師と仲良くなりやすいと思います。
また、講師との関係は非常に重要で、先生との相性が良ければ、子供のモチベーションも上がります。
心理的距離が近く、講師と仲良くなりやすい点は対面授業のメリットだと思います。
ただし、逆に言うと、対面授業の方が講師に対する苦手意識も感じやすいと思います。
子供が講師に対して、苦手意識を持ってしまった場合、講師の変更や教室の変更を検討しましょう!
英会話教室に通わせるだけで、ペラペラになるのか
二つ目は「英会話教室に通わせるだけでペラペラになるのか」ということです。
どうせ通わせるなら、ペラペラになって欲しいと考えるのは当然です。
しかしながら、英会話教室に通わせるだけでペラペラになるのは相当難しいです。
理由は、「圧倒的に英語に触れている時間が少ない」からです。
例えば、週一で60分の英会話教室に通っているとします。
すると、英語に触れている時間の割合は約0.6%です(1時間/(24時間/日*7日))。
そんな短い時間でペラペラになれると思いますか?
余程の天才ではない限り難しいと思います。
また、英会話教室への期待度が異常に高いと感じることが多いです。
サッカー教室に通わせても、プロになれる確率は低いことは理解できるのに、英会話教室となると、行けばペラペラになると考えている親御様も多いです。
「ペラペラになる=プロになる」ことです。
プロになるためには、練習が不可欠です。
英会話教室に通うだけでペラペラになると思わず、家でも英語に触れられるように努力しましょう!
いつまで英会話教室を続けるべき?
これについては、「できるだけ長く」が答えになります。
特に言語は使わなくなると、すぐに忘れます。
幼稚園から小学校まで、英会話教室に通っていても、中学・高校で話さなければ、スピーキング能力は格段に落ちます。
高い月謝を長期にわたって、払い続けていても、その努力が無駄になります。
そのため、お子様がどうしても嫌だと言わないのであれば、ずーっと通うのがベストでしょう。
ずーっと通うために、英会話教室の選択はとても重要です。
立地は一番大事で、継続して通うことができる範囲にあるかを十分に気をつけましょう。
また、講師との相性、月謝がリーズナブルなどなど、長く続けられるかという視点を常に頭に入れながら、英会話教室を選ぶといいでしょう。
まとめ
今回は、「子供を英会話教室に通わせる前に知っておくべきこと」について、書いてみました。
英会話教室で働いていると、感じることが沢山あります。
ほんの一部を今回紹介しました。
一人でも参考になる方がいれば、とても嬉しいです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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